雨漏りの確認方法
こんなときは要注意！雨漏りの確認方法
実際に雨漏りがしているかどうか判断するためには、
様々な現象とそれらを引き起こした原因から推測しなければなりません。
あなたの家に次のような現象が起こったら、その原因をつきとめ、対処しましょう。
- 1.壁にカビが発生している。
- 2.クロスにしみができた。
- 3.クロスが剥がれている。
- 4.サッシ廻りが濡れていた時がある。
- 5.床が濡れていた時がある。
- 6.壁が濡れていた時がある。
1壁にカビが発生している。
壁にカビが生える原因は、湿気と雨漏りの二種類のパターンが考えられます。
壁同士のつなぎ目や壁と天井とのつなぎ目を中心にし、局所的にカビが発生している場合には雨漏りしている可能性が高いと考えられます。
一度、雨の日にカビが生えている箇所を触れてみてください。
もし濡れていた場合、雨漏りであると判断できることでしょう。
わかりにくい場合は周辺のカビが生えていない壁も触れてみることで比較してみてください。
一番判断が難しいケースは、壁の内側で雨漏りをしていてカビが生えるというものです。
雨水が家の中までは浸入してこないことからわかりにくいのです。
外壁に面している壁であったり、カビの発生している場所が 局部的であるならば雨漏りの可能性が高いと考えられます。
2クロスにしみができた。
シミがあるのは、その部分が水に濡れて一度は乾いた証です。
雨の日に触って濡れているのか確認してみましょう。
濡れていなくても、雨漏りではないとは断言できません。
もしかすると、台風や強い雨風の時にだけ雨漏りしている可能性もあります。
根気強くチェックしていきましょう。
3クロスが剥がれている
クロスがはがれる原因は、劣化や湿気、施工がしっかりしていない等の理由が挙げられます。
もちろん、古いクロスは粘着力も経年劣化により徐々に弱まりますし、クロスそのものの寿命もあります。
クロスが濡れていたり内壁にシミがない場合、劣化と判断してよいと思います。
同様に、まだクロスが新しいのにはがれた場合も、クロスが濡れていたり内壁にシミがないようであれば、施工に問題があったと考えられます。
ここで問題は湿気によるクロスのはがれですが、雨漏りが原因なのであれば、雨水によって粘着力が弱まりクロスがはがれると考えられますので、 クロスが濡れていたり、内壁にシミができていたりするのです。
よく観察して慎重に判断しましょう。
4サッシ廻りが濡れていた時がある。
サッシ廻りが濡れてしまう原因は、結露か雨漏りなどが挙げられます。
結露は部屋の中と外気との温度差によって発生しますから、雨が降らなくても同じ条件下であれば、発生します。
サッシ廻り全体に水滴がついてしまうのも結露の特徴です。
雨が降った時に限りサッシ廻りが濡れているのであれば、雨漏りだと判断しても良いでしょう。
また、台風や強い雨風が起きている時だけ雨漏りを起こす可能性もありますので、天候も含めよく観察しましょう。
ただし、サッシの下枠に雨水が溜まったからといって、すぐに雨漏りだとは判断できませんので注意が必要です。
5床が濡れていた時がある。
床が濡れていても、小さいお子様やペットがいらっしゃるご家庭では、 飲みこぼしだと思いそのままふき取っている可能性も挙げられます。
また、小規模の雨漏りでしたら、気づかないまま乾燥しているかもしれません。
もし不審な場所が濡れているのに気づいたら、その部分の上をよく見てください。
天井でしたらシミができていたり、クロスの継ぎ目や照明器具の取り付け部から雨水が落ちていたりする可能性があります。
壁を伝ってきた雨水のせいで、床が濡れている場合もあります。
いずれにせよ、床が濡れるくらいですから、雨漏りだと判断しやすいケースでしょう。
6壁が濡れていた時がある。
壁が濡れるという現象は、故意に水をかけない限り、自然には起きません。
当然ですが雨漏りをしていると疑ったほうが良いでしょう。
壁からジワジワと水が染み出てくるとは考えにくいですから、 窓の周りやクロスの継ぎ目であるとか、部屋の角、どこかしら雨水の水みち (経路)があるはずです。
気がついたら雨天時に必ずチェックしてみましょう。
